デザイン的には
もう少し何とかならないのか?
と、思うところはありましたが
AEON(イオン)の会員向け案内DMに
掲載されているのを偶然見つけて、
まとめて購入してしまいました。
この『人感センサー付きLEDランプ』は
ほんの数週間前に
ホームセンターで最初に見かけた時には
¥2,500円ほどの価格設定だったものですが
ついに
¥1,700円にまで
特別価格に値下げされていたもので
(当日限りの数量限定でしたが)
実際に、点灯のタイミングや
センサー感知範囲を確認してみたかったので
実生活に照らし合わせ
どれほどの実用性があるものか?
身をもって体験するために
我が家用と
高齢者住宅となりつつある
実家用にと購入し
試してみる事にしました。
住宅設計を考える上で
生活導線と照明スイッチの配置検討は
お施主さんそれぞれの考え方に違いがあり
いろんなシミュレーションに対応するために
いつも頭を悩ませてきた問題ではありまして
シンプルにまとめたい気持ちとは裏腹に
最終的には
コストとの兼ね合いで
少々の不便は我慢すると言う
妥協案に落ち着くのが常でありました。
とくに
階段や通路などの移動場所における照明は
3路スイッチの採用が妥当な場所で
(点灯する位置と、消灯する位置の違う場所)
かと言って多用すれば
便利なようで
スイッチの数が増えるので
かえって混乱を招き
さらに、
コストにも反映してしまいます。
私が提案したかったのは
夜間などの暗い場所での
スイッチの探索が不要な
人感センサーの採用でしたが、
コストの問題が、
かなり大きな負担でしたので
(人感センサー装置が高価)
せいぜい玄関や勝手口などの
必要性の顕著な場所のみの採用で
その他の場所においての採用は難しく
蛍スイッチの選択や
LED付きコンセントの併用で
利便性を工夫してきました。
この『人感センサー付きLEDランプ』が
普及品価格になる事によって
照明計画に
大きな革命が起きるように思うのは
私だけでしょうか?
例えば、
一般的な階段においては
通常、1,2階に
それぞれ3路スイッチが設置され
天井照明が1ヶ所設置されれば
概ね利用に支障は無いと考えられてきましたが
もし、『人感センサー付きLEDランプ』を
採用出来るとなれば
電球型ランプ(E=26口金型)対応の
普及品ダウンライト、
若しくは、レセップシーリング(いわゆるソケット)を
1階上り口と、
2階降り口の各1ヶ所づつ設置すれば
点灯のためのスイッチも
消灯のためのスイッチも
不要となり
3路スイッチが省略できますし
(たぶんランプ代の方が工事費より安い)
要所を十分に明るくする事が
可能なはずです。
また、階段などの移動場所においては
高照度で長時間点灯する事に適した
蛍光灯ランプではなく
すぐ点灯出来る白熱灯などのランプが
採用されていた場所なので
ランニングコストが安い
LEDランプは
もってこいの電球です。
新築の家でなくても、
条件さえ合えば(E=26口金対応であれば)
電気配線工事をしなくても
ランプの交換だけで
変更が可能となります。
ただ、スイッチを
消さない習慣が必要ですが…。
(スイッチを消してしまうと点灯センサーも作動しなくなりますので)
今のところ、
想像していた以上に明るく
点灯時間が必要以上に長い事(約5分)以外には
不満はありません。
我々は、便利な暮らしの代償に
いろんなものを犠牲にしてきているのかもしれませんが
このランプは
『有り』なのかも…。