先日より投稿を始めました
”古民家鑑定士への道”ですが
私がなぜ
”古民家”に関心を懐いているのか?
ご説明させてただこうかと思います。
一般的に”古民家”は
デザイン的には、あまり「アカヌケてる?」とは云い難い、
「古い建物」のイメージを持たれるかもしれません。
では魅了って何でしょう?
私が感じている事を一言で言えば
「本物志向」であり、
あえて補足するなら、
日本人であるがゆえに
普遍的に美しいと感じる建築物であるところ。
日本の気候風土にあわせて、
その土地に存在した自然素材の
それぞれの特色を活かした建築技法は
”建築文化”と呼ぶにふさわしいものだと思います。
かっては豊富な建築資源であった
その土地の木材を主たる建築材料とし
その木を活かした木組の構法は、
精密で、かつ柔軟な接合技術であり
経験と熟練を要する、
言わば作り手泣かせの構法とも考えられます。
(当たり前ですが、腕のイイ大工さんにしか建てられなかったでしょう)
日本古来から受け継がれてきたであろう
特異な技術の集大成的建築文化に興味を持つ事は
建築に携わるものとして
日本の建築文化のルーツに関心を持つという
むしろ自然な考えだと思っています。
ただ、ビジネスライク的には
少し距離感の存在する分野である事も事実でしょう。
次回に続きます…。
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by TREview
先月宇和島でありました
「木組みの家」の講演会に行ってみました。
プロジェクトを結成された建築士さんの方々や
大工さんの熱意が広く浸透していく事を願って
帰ってきました。松山での風興し、心から
願っています。
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