建築の現場のいろんな出来事
先週まで、上林の家を振り返りながら記事を書かせていただいたので、今週からは3年ほど中断してしまっておりました
祝谷の家を、再び振り返ってみる事にしました。
以前の記事では"フェルメールの窓"などと恐れ多い事を口走っておりましたが、この3年間で少しは自分の分をわきまえる事を覚えました。
祝谷の窓
窓の事についてもう少し触れさせていただきますと、
祝谷の家の1つのテーマとして、特に意識していた事が
アルミサッシュ窓をいかに上手に使うか?でした。
建築工事に携わったことがある方なら、
この様な、出隅、入り隅に開口部を持ってくることの難易さを
ご理解いただけるかと思います。
その難しい場所にあえて開口部を持ってくる事の意味は、
内から外へのつながりを意図したかったからなのです。

(写真左上)ペアガラスを採用しなければ、隅柱をのける事まで検討していた2階の正面のところ。

(写真左下)あえて床面積を減らしてまで、内外のつながりを意識したリビングの窓。

(写真右上)現場中に設計変更しました台所の窓。

(写真右下)和室の化粧造作の床柱がからむ、特に手間のかかる難しいところ。


外部からの見え方は、この様な感じです。
祝谷窓

(写真左上)隅柱をのける事は断念しましたが、軒高まで開口高さとり、室内天井面と軒裏とのつながりで、空間の広がりを意識してみました。

(写真左下)外部からは、くぼみ部分が出来た事で、異素材の外壁仕上げの縁が切ることが出来、シンプルに納める事が出来たと思います。

(写真右上)結果的に明るい台所になりました。お母様の助言のおかげでした。ありがとうございます。

(写真右下)この部分には、坪庭の紅葉が植えられる事になるのですが、
2階の踊り場、中2階の和室、1階の浴室と、
スキップフロアならではの3層からの眺めを確保出来た100点満点の窓の取り方だと自負しています。

まさ
当時の様子を振り返っていますと、元祖ちびっ子現場監督1号のこんな写真が出てきましたので再びアップしてみました。
若きパダワンは、ジェダイの騎士になる事を夢見ながら、
今日も独り、ダークサイドの魔の手から現場の平和を守っているのであった‥。

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地方都市松山の
小さなインテリアデザイン事務所と、
頑張りやの若い大工さんと、
お施主さん
の3人4脚で作り上げた、
フランスの片田舎にあるような趣を
イメージした住宅が、
ただいま、
表紙
PLUS1HOUSING 別冊ナチュラアルインテリアの家に暮らしたい
style2(主婦の友社)
に掲載されていますので、
是非ごらんになっていただけたら幸いです。



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